人前で緊張してしまう人の原因と改善方法-その2

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前回のおさらい

前回の記事では、人前で緊張するメカニズムを紹介しました。

そして、その原因を改善するために、セルフイメージをまずは改善しましょうということも一緒にご紹介させていただきました。

今回も引き続き、改善方法をご紹介させていただきます。

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失敗経験を上書きする

人前で緊張してしまうというのは、過去の失敗を積み重ねるうちに、人前=危険という風に脳にプログラムされたことが一因です。

そのため、人前に出て緊張してしまう人やあがり症の人は人前=危険から、人前=楽しいとすることが必要になります。

では、そのために何をすればよいのでしょうか?

それは、嫌な記憶を架空の良い記憶で上書きするという手法が有効です。

それでは、ここからはその手法について紹介をしていきます。

人の脳は簡単に騙される

過去の失敗や嫌な記憶を架空の良い記憶で上書きすると言いましたが、本当にそのようなことが可能なのかと疑問に思われるかもしれません。

実は、人間の脳は『現実』と『想像』を区別することができません

例えば、悪夢を見たときのことを思い出してください。

夢の中に何かに追われて走っていたり、何か恐ろしいものに襲われていたとします。

目を覚ました時、心拍数が上がっていたり、ひどく汗を書いたりしたことがありますよね。

これは先程書いたように、脳が実際に起きたことなのか、それとも想像 (夢) なのか区別ができていないために起こることです。

この様に、脳はそれが現実なのか、それとも単なる想像なのかを区別することができません。

そのため、失敗した過去の経験を、架空の良い記憶で上書きすることは可能なのです。

架空の記憶で上書きする方法

では、架空の記憶を上書きする方法に取り掛かっていきましょう。

まずは、紙を一枚用意して絵を書いてみましょう。

書くテーマはあなたが大成功しているものであれば何でも良いのですが、今回はあなたがスピーチをしているところにしましょう。

絵がかけたら、次に周りに大成功した時に抱く感情を書いてみましょう。

さらに、笑顔の聴衆の絵を書き、その周りにあなたが言われて嬉しい言葉を書いてみましょう。

これらが書けたら、次はその紙を見ながら想像をしてみましょう

人間の記憶は、視覚や聴覚などの五感を通じて形成されます。

そのため、想像をする際は『どんな風景なのか』『どういう音が聞こえるのか』など、五感でどのように感じるのかもイメージに取り入れる様にしましょう。

この方法を繰り返していくうちに、過去の失敗の記憶が、良い記憶にどんどん上書きされていきます。

その結果、人前=危険と脳にプログラムされて情報が、人前=楽しいという情報に再プログラムされ、人前で緊張しなくなるよになっていきます。

周りから否定されだしたら、あなたが変わってきた証拠

これまで書いた方法を何度も実践しているうちに、あなたは段々と変わってきていることでしょう。

その時に、もしかしたら周囲の人たちが何か言ってくることもあります。

それは、肯定的な意見だったり、否定的な意見だったり様々です。

肯定的な意見は良いのですが、否定的な言葉を投げかけられると、せっかく変わりだそうとしているあなたの可能性を潰してしまいかねません。

自分の成長の証と考える

こういった否定的な意見は、これまでの関係を保とうとして出てきている言葉だと考えて、むしろ自分は変わっているのだなと考えるようにしましょう

これらの否定的な意見を乗り越えた時に、あなたは変わることができます。

また、否定的な言葉を投げかけるのは、周囲だけではありません。

あなた自身も『どうせ変われない』とか『こんなことしても無駄』など否定的な思いを抱いてしまうこともあります。

そういったときも、同様にポジティブな考えを持つように心がけましょう。

まとめ

さて、前回と今回の記事で人前で緊張してしまう人や、あがり症で悩んでいる人に向けて、その改善方法を紹介しました。その方法とは

  • セルフイメージを改善する (詳しくはこの記事を参照)
  • 過去の失敗の記憶を、架空の良い記憶で上書きする

というものでしたね。

これらは、すぐに効果があるという人もいれば、何回か回数をこなさないと効果が感じられないという人それぞれです。

しかし、これらの繰り返していくうちに確実に緊張しないあなたに変わることができるので、是非実践してください。

また、今回紹介した方法を応用することで、人間関係の改善にも活用することができるので、今後も機会があれば記事にしていきたいと思います。

 

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